補助金とは?基本の「き」を徹底解説

補助金とは?基本の「き」を徹底解説

~これから伸びる小さな会社の味方~

「事業をもっと広げたい。でも資金に余裕がない…」
そんな時に知っておきたいのが「補助金」の存在です。
実は、国や自治体から“返さなくていいお金”をもらえるチャンスがあるのです。

この記事では、はじめて補助金を活用したいと考える小規模事業者の方に向けて、「補助金って何?」という基本から、申請の流れまでわかりやすく解説します。


補助金ってどんなお金?

補助金は、国や自治体が「頑張っている事業者を応援したい」という目的で支給するものです。
特徴は大きく3つ:

  • 返済不要(=もらったお金を返す必要なし)

  • 使い道は事業に関わることに限られる

  • 審査がある(全員もらえるわけではない)

つまり、正しい目的に使えば、資金の後押しが受けられるという心強い制度なんです。


助成金とのちがいは?

似た言葉に「助成金」があります。
両者の違いは以下の通り:

補助金 助成金
審査あり(競争あり) 審査なし(条件を満たせばOK)
公募制(期間が限られる) 通年受付も多い
活用目的が幅広い 主に雇用・労働関連

「まずは確実にもらいたい」という方には助成金も有効ですが、「設備投資」や「販路開拓」などを考えている方には補助金が向いています。

※ちなみに、助成金は行政書士が扱える業務ではありません。社会福祉労務士さんの取り扱い分野になりますので、助成金に興味がある方は、社会保険労務士さんにご相談されると確実です!


どんな時に使える?

補助金の対象になる事業例はこんなものがあります:

  • 新しいホームページの制作費

  • ネットショップの立ち上げ

  • 作業効率を高める新しい設備の導入

  • 多言語対応やインバウンド施策の開始

  • インボイス対応のレジ導入や会計ソフト購入

つまり、「会社の成長や改善につながる前向きな取り組み」が対象です。


補助金の種類(代表的なもの)

  • 小規模事業者持続化補助金
     販路拡大や業務効率化にかかる費用の2/3を支援(上限50万円~)。使いやすさで人気。

  • IT導入補助金
     業務ソフトやクラウドサービスなどの導入費用を一部補助。デジタル化を進めたい事業者に最適。

  • ものづくり補助金
     新製品開発や設備投資向け。金額も大きく、挑戦的な取り組みを支援。


補助金の流れをざっくり説明

  1. 公募情報をチェック
     中小企業庁、商工会議所、自治体のHPなどで確認。タイミングを逃さないことが大切。

  2. 事業計画を立てる
     「この補助金で何をしたいのか?」をしっかり考え、計画書に落とし込みます。

  3. 申請(多くは電子申請)
     「jGrants(電子申請システム)」を使うことが多いので、事前にGビズIDを取得しておきましょう。

  4. 審査・採択発表
     書類審査が行われ、採択されれば事業スタートです。

  5. 事業の実施・報告・補助金の受け取り
     事業を実際に行い、報告書を提出後、補助金が振り込まれます(※原則後払い)。


補助金の注意点

  • 全額出るわけではない
     補助率が決まっていて、例えば2/3なら残り1/3は自己負担です。

  • 後払いが原則
     先に自分で立て替える必要があるので、資金繰りには注意しましょう。

  • 採択されないこともある
     審査では「計画の具体性」や「実現可能性」がチェックされます。中途半端な書類では落選の可能性も。


補助金、使ってみたいけど不安な方へ

「書類が難しそう…」「うちみたいな小さな会社でも対象になるの?」
そんな時は、補助金申請をサポートする行政書士に相談してみるのがおすすめです。
事業内容に合う補助金を一緒に探したり、書類作成のアドバイスを受けたりすることで、ぐっと成功率が上がります。


まとめ

補助金は、小さな会社が大きく成長するチャンスを掴むための“味方”です。
ただし、制度の内容や流れを理解し、準備をしっかり整えることが成功のカギ。
ぜひ一度、あなたの事業に使える補助金がないかチェックしてみてください。

「これは使えそうかも?」と思ったら、気軽に専門家にご相談を!

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