補助金の種類と申請方法を初心者でもわかりやすく説明

こんにちは、行政書士の添田です。
「補助金は気になるけど、自分に使えるものがあるのかわからない」「申請って難しそう…」そんなお悩みをよくお聞きします。

この記事では、初心者の方でも活用しやすい主要な補助金の種類と、申請の方法を簡単にご紹介します。

1. 小規模事業者持続化補助金

● どんな補助金?

商工会・商工会議所の支援を受けながら、販路開拓業務効率化に取り組む小規模事業者を支援する制度です。

● 使い道の例

  • チラシ作成・配布

  • ホームページ制作

  • 看板の設置、店舗改装など

● 補助額・補助率

  • 補助額:最大50万〜200万円(枠により異なる)

  • 補助率:2/3まで(残りは自己負担)

● 申請方法

  • 商工会または商工会議所に「事業支援計画書」の作成を依頼

  • 書類をそろえて郵送または電子申請(※申請様式は公募要領で指定)

  • 公募は年に複数回あります

2. ものづくり補助金

● どんな補助金?

革新的な製品・サービスを開発する中小企業が、設備投資やシステム導入を行うための支援です。

● 使い道の例

  • 専用機械の導入

  • 業務効率化のシステム開発

  • 新製品を生み出す技術導入

● 補助額・補助率

  • 補助額:100万円〜最大1,250万円

  • 補助率:1/2〜2/3(企業規模や枠により異なる)

● 申請方法

  • 国の電子申請システム「jGrants」を利用

  • GビズIDプライムアカウントが必要

  • 詳細な「事業計画書」の作成が必須で、採択率は内容次第

3. IT導入補助金

● どんな補助金?

クラウド会計や予約システムなど、ITツールの導入を支援します。中小企業・小規模事業者のDX推進に活用できます。

● 使い道の例

  • 会計ソフトの導入

  • 勤怠管理システムの導入

  • ECサイト構築

● 補助額・補助率

  • 補助額:5万円〜450万円程度

  • 補助率:1/2または2/3

● 申請方法

  • 登録された「IT導入支援事業者」と一緒に申請

  • 申請はIT導入補助金の公式サイトから電子申請

  • 支援事業者がサポートしてくれるので初心者にも取り組みやすい

4. 事業再構築補助金

● どんな補助金?

コロナ禍などで打撃を受けた企業が、新たな分野への事業転換を図るための大型補助金です。

● 使い道の例

  • 飲食店が冷凍食品販売事業へ参入

  • ホテルが無人運営システムを導入し業態転換

  • オンライン事業への移行設備

● 補助額・補助率

  • 補助額:100万円〜8,000万円(枠による)

  • 補助率:中小企業2/3など

● 申請方法

  • GビズIDプライムを取得し、jGrantsから申請

  • 「認定経営革新等支援機関」との連携が必須

  • 財務内容、事業計画など高度な資料の提出が必要

5. 地方自治体の補助金・支援金

● どんな補助金?

市区町村や都道府県が独自に行う補助制度で、開業支援や空き店舗活用、商店街活性化などに使えるものが多いです。

● 使い道の例

  • 開業時の初期費用支援

  • 商店街でのイベント費用

  • 空き店舗を活用する改装費用など

● 補助額・補助率

  • 数万円〜数十万円程度が中心

  • 補助率:1/2~2/3が一般的

● 申請方法

  • 地元の市役所・県庁・商工会などが窓口

  • 募集期間は短い場合も多く、早めの確認が大切

  • 地域密着型の支援制度のため、自治体の広報・HPを定期的にチェックしましょう

まとめ

補助金は目的に応じてさまざまな種類があります。
ポイントは、「何に使いたいのか」「どの補助金が合っているか」を見極めることです。
そして、申請には期限や条件、必要書類がありますので、準備は早めに始めるのがコツです。

「自分に合う補助金が知りたい」そんな時はご相談ください

行政書士は、補助金の選定から事業計画書の作成まで、事業者様に寄り添ってサポートします。
「これって使えるの?」「申請してみたいけど自信がない」そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。

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