GビズIDとは?申請方法や使い道をわかりやすく解説!
補助金の申請や各種手続きをオンラインで行う際に必要になるのが「GビズID(ジービズアイディー)」です。最近では「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」など、ほとんどの国の支援制度でGビズIDの登録が求められるようになっています。
この記事では、GビズIDとは何か、どうやって取得するのか、何に使えるのかをわかりやすく解説します。
Contents
GビズIDとは?
GビズID(gBizID) とは、国が運営する「法人・個人事業主向けの共通アカウント」です。
これを一度取得すれば、複数の行政サービスに共通のID・パスワードでログインできるようになります。
いわば「ビジネス用マイナンバーID」のようなもので、これまでバラバラだった申請システムが1つのIDで使えるようになるのが大きなメリットです。
どんなときに使うの?
GビズIDは、以下のような行政手続きで使用します。
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ものづくり補助金の申請
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小規模事業者持続化補助金の電子申請
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社会保険や労働保険の手続き(e-Govとの連携)
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経済産業省や中小企業庁の各種申請
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インボイス登録の一部手続き(将来的に連携予定)
特に補助金関係では、Jグランツ(JGrants)という電子申請システムにログインするためにGビズIDが必須となっています。
3つのアカウント種別
GビズIDには以下の3種類があります。
種類 | 主な特徴 | 補助金申請に使える? |
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プライム | もっとも基本となるアカウント。印鑑証明書の提出が必要 | ◎使える |
メンバー | プライムの利用者に紐づく「部下用アカウント」 | △(単独では不可) |
エントリー | 簡易登録版。すぐ取得できるが機能に制限あり | ×使えない |
補助金などを申請するには、「GビズIDプライム」の取得が必要です。
GビズIDプライムの取得方法
取得は無料ですが、申請から利用開始までに2〜3週間かかることもあるため、早めの準備が重要です。
【取得の流れ】
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GビズIDの公式サイトにアクセス https://gbiz-id.go.jp/top/
必要情報の入力
法人番号、会社情報、代表者情報などを入力します。 -
印鑑証明書を郵送で提出
代表者の実印を押印した申請書と、印鑑証明書(3か月以内)を送ります。 -
審査・発行
問題がなければ、IDと初期パスワードが発行されます。
よくある質問
Q. 個人事業主でも取得できますか?
→ はい、個人事業主もGビズIDプライムを取得可能です。ただし、本人確認書類の郵送が必要です。
Q. メールだけで申し込めますか?
→ いいえ。印鑑証明書の提出(郵送)が必須です。手続きには多少の手間がかかります。
Q. 取得したIDは誰が使えますか?
→ 原則として、法人代表者または個人事業主本人が使用します。社員に権限を付与するには「メンバーID」を発行できます。
まとめ
GビズIDは、今後の補助金申請や行政手続きに欠かせない「デジタル時代のビジネスID」です。
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取得は無料・早めの準備がカギ
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補助金を申請するには「プライムID」が必須
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一度取得すれば、さまざまな行政サービスで使える
補助金や手続きのスムーズな申請のために、まだ取得していない方はぜひこの機会に準備しておきましょう。