10月3日スタート!小規模事業者持続化補助金の公募が始まります
小規模事業者のみなさまにとって、販路開拓や業務効率化の大きなチャンスとなる「小規模事業者持続化補助金」 の公募が、令和7年10月3日より始まります。
この補助金は、チラシ・ホームページ作成、店舗改装、設備導入など、事業の売上拡大や生産性向上につながる取り組みに活用できます。
Contents
公募概要
○補助上限:50万円
※上記金額に、インボイス特例対象事業者は50万円の上乗せ、賃金引上げ特例対象事業者は150万円の上乗せ、両特例対象事業者は200万円の上乗せ
○補 助 率:2/3(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4)
○対象経費:機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費
○公募期間:申請受付開始:2025年10月3日(金) 申請受付締切:2025年11月28日(金)17:00
事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:2025年11月18日(火)
補助対象経費の具体例
補助金で使える経費は「販路開拓」や「業務効率化」に直結するものに限られます。
代表的なものをまとめると、次のようになります。
① 販路開拓・集客に関する経費
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チラシ・パンフレットの作成・配布費用
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ホームページ制作やネット広告費
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看板や店頭ディスプレイの設置費用
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展示会・見本市への出展料、ブース設営費
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商品パッケージデザイン費
② 店舗・設備投資に関する経費
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店舗改装やバリアフリー化の工事費
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新規顧客向けの設備導入(例:カフェの新しいコーヒーマシン)
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LED照明や省エネ機器などの入れ替え(省コスト+集客力アップ目的の場合)
③ IT・業務効率化に関する経費
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POSレジやキャッシュレス決済端末の導入
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業務管理ソフト・クラウドサービス利用料
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顧客管理(CRM)システムの導入費用
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在庫管理システムや予約システムの導入
④ 新商品・新サービス開発に関する経費
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新商品サンプル製作費
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材料・試作品の試作費
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商品テストやモニター調査費用
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パッケージ・ラベル作成費
⑤ 外部専門家への依頼費用
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デザイン会社・IT業者への委託費
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コンサルタントによるマーケティング調査費
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行政書士・税理士等の専門家相談費用(補助対象となるケースあり)
注意点
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「日常的な経費(家賃・光熱費・通常の人件費など)」は対象外です。
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補助金はあくまで事業発展に直結する“投資”が対象 という点を押さえておきましょう。
申請のポイント
経営計画をしっかり立てること
単なる出費ではなく、「この取り組みがどう売上アップにつながるか」を明確に示す必要があります。
商工会議所・商工会との連携
申請にあたり、地域の商工会議所などの確認書が必要です。早めに相談しておくとスムーズです。
採択率を高める工夫
「なぜ今、この投資が必要か」「将来の成長につながるのか」をストーリーとして伝えることが大切です。
こんな事業者におすすめ
- 新しい顧客を獲得するためにホームページを整えたい
- 店舗の見栄えを改善して来店客数を増やしたい
- 業務を効率化するためのIT機器を導入したい
- 新商品を開発し、広く知ってもらいたい
10月3日から始まる公募は、小規模事業者にとって大きなチャンスです。
申請には準備期間が必要ですので、少しでもご興味があれば早めのご相談をおすすめします。